First written on Jun 5, 2003
Last update: Oct 12, 2003
API UP1100に関するメモ
自分で組み立てたマシンに関するメモです。
使用マザーボード
- Alpha Processors Inc. (Samsung) UP1100 (Alpha 21264A 600MHz)
SRM Console
UP1100の出荷時には言語モードが English (US) になっていて、
日本語JIS配列106キーボードではキーの位置がずれる。
Japanese (JIS) モードにするには
>>> set language 50
とすればよい。
オペレーティングシステム
インストール確認済み:
- Vine Linux 2.6CR Alpha
※ カスタムインストールでパッケージを取捨選択するとインストールに失敗する。
「すべて」を選択すること。
- SuSE Linux 8.1 Alpha Edition
※ abootまわりの手作業の修正が必要。
対応しているもの (未インストール):
- RedHat Linux 7.2 Alpha (Hewlett-Packard配布版)
対応していないもの:
メモリ
- スペック上はPC100, CL=2, ECC付き, unbuffered, 3.3V, 168pin, SDRAM のDIMMが必要。
- 256MBまでのDIMMは公称で対応。
3x256MB=768MBが公称最大メモリ容量。
512MB品(unbuffered)は256MB分しか認識しないという報告あり。
- ECC無しは使用不可。
- registeredは非対応ということになっているが、一部のメモリは使えるらしい。
手元にあった PC133, CL=3, registered, 256MBのメモリを試しに挿してみたら認識された。
(time + gzip で処理速度を比較したところ、PC100, CL=2, unbuffered のメモリと有意な差がないようですが、
より詳細な比較が必要かもしれません。)
- PC133, CL=3, registered, 512MB のメモリを試しに挿してみたら、256MBしか認識されなかった。
速度は PC100, CL=2, unbuffered のメモリと変わらない。
- digital Personal Workstation a-series のメモリは認識された。
(こちらの方が探しにくいけれど…。)
SCSIアダプタ
SRM Consoleで認識されないものはブートには使えない。
Symbios Logic/LSI Logic/NCR 53C875, 895 搭載のカードを選ぶのが無難。
Vendor&Card Name | Status | Note |
I-O DATA, SC-UWPCI | NG |
I/Oポートが当たってVine Linuxで使用できず。 |
Tekram, DC-390F | OK |
Vine Linux 2.6CR, SuSE Linux 8.1 ともに正常動作。 |
Logitec, LHA-521UA | OK |
Vine Linux 2.6CRで正常動作。SuSEは未確認。 |
QLogic, QLA1040 | OK |
Vine Linux 2.6CR, SuSE Linux 8.1 ともに正常動作。 |
QLogic, QLA1080 | NG |
SRM Consoleで認識されず。 |
Centos Inc., CI-4500U2B | OK |
SuSE Linux 8.1 で正常動作。 |
ハードディスクドライブ
- たまたま手元にあった MAXTOR D540X-4K (4K040H2) をプライマリIDE I/Fに接続して使ってみた。
動作はまったく問題無し。ただし5,400rpmのドライブなので遅い。
-
ATA接続だと結構遅いので、SCSIにした方がよい。
D540X-4KをSCSI-IDEブリッジ AEC-7720UW でSCSI化してみたら、かなり高速になることがわかった。
Vine Linux 2.6CR のインストールで30分かかっていたものが、17分に短縮される。
(CD-ROMドライブとの競合の影響もあるかもしれない。)
ATA接続でもインストール後にチューニングすると速度が出るとの報告あり。
- MAXTOR D740X-6L (6L040J2) も正常動作。SuSE Linux でATA66に設定すると
35.0MB/s のスピードが得られる (負荷テストは試していない)。
- Seagate ST380011A をATA接続すると、SuSE Linux ではブート時に Partition check の所でハングアップしてしまい、
インストーラすら起動しない。SCSI-IDEブリッジ経由にすると使えるようになる。
DC-390F + AEC-7720UW で 22.7MB/s 程度なので、Ultra2 Wide にした方がよいかもしれない。
- Seagate ST340014A (40GB)も上と同様で、SuSE Linux ではATA接続で使えないもよう。
CI-4500U2B + AEC-7726H で Ultra2 Wide SCSI 化したところ、
hdparam -Tt で53MB/sと非常に高速になる。
- Seagate ST380011A (ATA接続) は Vine Linux 2.6CR で正しく認識されるが、
デフォルトでは PIO モードになっていて非常に遅い (hdparam -Tt で3.8MB/s)。
なぜか Ultra DMAモード (ATA33, ATA66とも) に設定するとハングアップする。
hdparm -d1 -X34 /dev/hda で multiword DMA mode 2 に設定すると多少改善されるが、
14.6MB/s 程度にしかならない。
CD-ROMドライブ
- ATAPIならたいてい動く(はず)。
- 個人的にはTEAC以外は考えたくないので、TEAC CD-W552E にしてみた。
セカンダリIDE I/Fに接続して使用中。
グラフィックカード
- I-O DATA GA-P II H8/PCI (Permedia2v搭載)
Vine Linux 2.6CR で動作OK。でもPermedia2なので遅い。
- 3Dlabs Oxygen VX1 (AGP)
Vine Linux 2.6CR, SuSE Linux 8.1 共に動作OK。
- Matrox Millennium G550 (AGP)
SuSE Linux 8.1にドライバなし。SaX2の画面が出ない。
Gigabit Ethernet カード
- PLANEX GN-1000TC
※ 熱暴走するので、DP83861にヒートシンクを付ける必要あり。
Vine Linux 2.6CR でも SuSE Linux 8.1 でも認識。
(Gigaの相手がないので、100Mbpsしか動作確認していない。)
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