First written on Sep. 17, 2000
Last update: Sep. 18, 2000
Graphic Card Compatibility List なんて作っていたら手元にビデオカードが溜ってきた(笑)ので、 試しにAlpha WSをデュアルヘッド化してみました。 といっても、Alphaで使えるカードを2枚スロットに挿すだけですが。
WS | Digital Personal Workstation 600au (early model) |
OS | non-commercial Tru64 UNIX V5.0 |
1st Graphic Card | EONtronics Picasso P2 (DP335), 3Dlabs Permedia2v 8MB |
2nd Graphic Card | I-O DATA GA-P II 8/PCI, 3Dlabs Permedia2 8MB |
予め両方のカードのドライバを組み込んだカーネルが構築されている ことを前提とします。 ここではどちらも Permedia2/2v のカードなので、comet ドライバが 入っていれば良いです。
ブート中にそれぞれのカードが comet0 と comet1 として認識されるはずです。
スロットの番号の若い方が comet0 と認識されるので、VGA が ON のカードを
若い方に挿しておくと便利。
例:
Sep 17 14:47:49 storm vmunix: comet0: Card type 'IntraServer Combo/3DLabs P2V' with 8MB framebuffer memory. Sep 17 14:47:49 storm vmunix: comet0 at pci1 slot 8 (途中省略) Sep 17 14:47:49 storm vmunix: comet1: Card type 'Unknown' with 4MB framebuffer memory. Sep 17 14:47:49 storm vmunix: comet1 at pci1 slot 10 Sep 17 14:47:49 storm vmunix: kernel console: comet0おっとっと、GA-P II 8/PCI のVRAMが半分になっています。 これは、VGA FIXED のジャンパーを 2-3 ショートにすれば正しく 8MB と認識されました。
注: (電源を落さないで) リブートすると、Picasso のメモリ容量が 1MB と誤認識されて、 CDEの起動に失敗するようです。(ちょっとイヤ…。)
うまく2枚のカードが認識されていれば、とりあえず DualHead で使えるはずです。 コンソールの方は :0.0、2画面目の方は :0.1 でアクセスできるので、試しに
% dtterm -display :0.1 &とでもしてみましょう。カーソルを画面の右端に持っていくと、2画面目に カーソルが移動します。
同じ解像度とdepthで2画面あってもあまり嬉しくないので、 スクリーンごとに好みの設定にします。 /etc/dt/config/Xservers (無ければ /usr/dt/config/Xservers からコピーしてくる) の中で、例えば次のように 記述します。
:0 Local local@console /usr/bin/X11/X :0 -screen0 1280x1024 -depth0 8 -screen1 1280x1024 -depth1 24一旦ログアウトして、ログイン画面をリセットすれば設定が反映されます。
1万円以下でうちのAlphaも DualHead に!!
右がコンソールで左が2画面目。 デフォルトのマウス動作では
反対に置いた方が自然。
暗くてよく分からないですね。上から順に Picasso P2,
標準装備 SCSI I/F (QLOGIC ISP1040B/V2),
GA-P II 8/PCI が挿さっています。下の2スロットは64bitなので、
あとは拡張できない…。(PowerStorm 3D30 でも入れてみる?)
スロットから伸びる2本のディスプレイケーブル。
GA-P II 8/PCI のビデオ出力は残念ながら使用できません。