First written on Jun 22, 2003
Last update: Jan 20, 2004

非商用 Tru64 UNIX V5.1B を買ってみる

はじめに

海外諸国ではとうの昔に V5.1 や V5.1A, B が買えるようになったのに、 待てど暮らせど日本法人(昔Compaq/今hp)からは出てきません。 とうとう待ち切れなくなって海外から取り寄せてみることにしました。

現在でもこの方法で入手できるかどうかわかりませんが、 記録として書いてみます。

どこで買えるか?

hp本家のウェブサイトに、Non-Commercial Tru64 UNIX (非商用Tru64 UNIX) のページがあります。ここからスタートします。

• Non-Commercial Tru64 UNIX Technology Enthusiast package

• United States
• Canada
• Latin America and Carribean (includes Puerto Rico, Central America and South America)
• Europe
• AP

buyのページで Europe の所にある ``Galway'' とは、 Ireland にある Hewlett-Packard の European Software Centreのことです。

ちなみに、日本はAsia Pacificに入っているはずですが、 日本法人からは購入できません(2003年4月現在)。 米国は「Call(xxx)xxx-xxxx (電話をしろ)」と書いてあって面倒そうなので避けました。 カナダだとFAXなので楽そうですが、日本まで送ってくれるかどうか不明です。 試してみる価値はありそうです。

注文する

ウェブサイトで Europe の方に進むと、注文フォーム (Non-Commercial UNIX European product order request) があります。 このフォームを埋めれば良いのですが、Country の所になぜか Japan がありません。 仕方がないので適当な近隣の国を選び、Street Address の方に JAPAN (not ...) とか書いておきました。 電話番号はもちろん +81(日本の国番号) - 0を除いた市外局番 - 市内局番 です。

ウェブで発注して数日後に、クレジットカード番号を聞きに電話がかかってきます。 もちろん英語ですよ!
(追記: 電話がかかってこなくてメールだけで済んだという人もいるようです。)

電話で聞かれた内容は以下のとおり。

• カード会社 (VISAとMasterが使えるらしい。VISAを使った。)
• カード番号
• カードの有効期限
• カードの名義が本人かどうか

ついでに、「日本在住だから間違えないようにして」と (もちろん英語で)言ったら、問題ないという返事でした。 「早く欲しいので航空便がいい」と言ったら、Courier で発送すると言われました。

届くのを待つ

通常、カード情報を伝えてから一週間以内に発送されるようです。 発送後に業者と伝票番号(awb number)を書いたメールが届きました。 業者のウェブサイトでトラッキング(荷物追跡)していたのですが、 ヨーロッパ便のためか、けっこう日数がかかりました (約1週間)。

受け取る

荷物はDHLのWPX(carton, 0.5kg)で送られてきました。 国内ではDHLの提携宅配業者(佐川急便)が配達してくれます。 国内ではトラッキングできないようです。

パッケージの様子

こんな容姿で届きました。OSのパッケージが箱型だと思い込んでいたので、 あまりに薄い荷物を目にして少々不安に…。

中身はこんな感じです。(なるほど薄いはずです。)

袋から出すとこんな感じ。

メディアキットを展開するとこんな感じ。

OSキットには4枚のCDROMが入っています。

• hp Tru64 UNIX version 5.1B operating system volume 1
• hp Tru64 UNIX version 5.1B documentation
• hp Tru64 UNIX version 5.1B associated products volume 1
• hp Tru64 UNIX version 5.1B associated products volume 2

後ろに隠してあるのが大切なライセンスシート。 Tru64 UNIXは、ライセンスを入力しないとまともに使えません。