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Last update: Jan. 28, 2001

IBM Space Saver Keyboard II

注: インターフェースがPS/2なのでSunにはそのままではつながりません。 PS/2が使えるWSがうらやましいです。

紹介

我が家のWS/PCのキーボードには定位置がありません。 PCを使うたびに、 そばの棚からキーボードを引っ張りだし、マウスパッドを机or畳(^_^;)に 敷き、その辺に転がっているマウスを手繰り寄せるという儀式が必要 です。 キーボードだけならともかく、マウスの準備までするのは なかなかおっくうです。 ポインティングデバイスがくっついたキーボード を長い間探していたのですが、ピン!と来たのがこれ、 IBM Space Saver Keyboard II (28L3652) です。

Space Saver Keyboard II

IBMの製品発表レター(URL不明, 1999年6月分)でその存在を知っていた のですが、写真がなかったのであまり気には留めていませんでした。 最近 IBM Netfinity を導入したら付いてきたキーボードに 一目惚れしてしまい、よくよく調べたらそれが Space Saver Keyboard II でした。 ステルスブラックなのもお洒落〜。(ってPC本体が白いので浮いてしまうけど)

値段もそれほど高くなかったので、ついつい2枚も購入してしまいました(汗)。 自宅の DEC Celebris GL5133 (ありふれたPC/ATです) などに接続して使っています。

一応、ポインティングデバイス付きのキーボードは他社にもあって、 ELECOMの TK-P286JPTRなどは形も結構好みで、トラックボールが使われている 点も理想的でした。 しかし、肝心の キーボードがチャチすぎです。 たいして使われていないはずの 店頭デモ品なのに、すでにプラスチックがすり減ったような ガサガサしたタッチになっていて、しかも引っかかるという状態だったので、 即、ダメの判決を下しました。
# HHK並にしっかり作って、できればUNIX配列もラインナップして ください :)

Space Saver Keyboard II は、ThinkPadでおなじみのトラックポイント なので、Webのブラウジングとかはちょっと辛いです。 でも、家では グラフィックスの作業もしないし、X のウィンドウ操作がメイン なので、なんとかなりそうです。 何よりも嬉しいのは、ポインタのボタン が3つあること!! 特にドライバも必要なくて、3ボタンPS/2マウスに設定すれば、Linux でも 3ボタンで使えます。

肝心のキータッチですが、かなりしっかりしていて、HHKより良い のではないかと思います (好みが別れそうですが)。 HHKを含めてPFU製のよくある日本語109キーボード (FMVでおなじみ)と比べて、クリック感が強いです。最初の反発力と、 押し込んでいって途中で緩くなった時の反発力の差が、 HHKやSun Type5cよりずっと大きいです。 HHKだとペナペナとした タイピングも可能ですが、Space Saver Keyboard II では昔の キーボードみたいにタンッタンッとメリハリを付けたタイプが 要求されます。 (でもSun Type3 とは全然違う方向)
私にとっては、吸い付くように手に馴染むほどではありません でしたが、なかなか使えそうです。
(ThinkPad 535 のキーボードは、まるで自分専用に あつらえたかのような感覚でしたが…。)

これでUNIX配列ならばベストに近かったのですが、残念ながら UNIX配列はないようです。(IBMにUNIX配列は期待できない) 仕方がないので、例によってCaps LockをCtrlにマッピングして 使います (^_^;)
Windowsキーは邪魔な事この上ありません。 こいつのおかげで 肝心のキーが使い難くなってしまうのには閉口です。 (109キーボードなんて亡びてしまえ)

問題は入手方法かも(^_^;)
万一店頭で見つけたら、即買いです。(たぶんもうダメ) (2000年6月頃に大量に市場に出回ったようで、8月現在、 秋葉原のやや通好みの店(笑)などではよく見かけるようになりました。)
US配列のものを販売している店があるようですが、 どういうわけかJIS配列の倍以上の価格が付いていてがっかり。 (2000年秋頃から、 秋葉原のやや通好みの某老舗(笑)でUS版(28L3644)を見かけるようになりました。 価格もJIS配列とほとんど同じです。 流通量が少ないので、品切れになると再入荷に日数がかかるそうです。)

こんなキーボードが欲しい

トラックポイントは、やはりWebのブラウジングには辛いです。 マウスやトラックボール、トラックパッドと違って、ポインタの 停止位置が予測できないのが最大の欠点でしょう。 サイズは大きくなり ますが、101 or 106 キーボードのテンキーの部分にトラックボールかトラックパッド が付いている物があると嬉しいです。 ロータリーエンコーダ方式の トラックボールはほこりと手垢に弱いので、Let's note みたいな光学式がいいかも。 そして、もちろんUNIX配列のこと :)