First written on: Feb. 24, 2001

Swift SBus Adapter を入れてみる

「メールサーバやWebサーバに最適!」とは、トロい計算機を 売りつける時の常套句でしょう:)
メールサーバはMTA(sendmailやらpostfixやら...) のインストールさえ我慢できればなんとかなりそうですが、 Webサーバについては「違うんじゃないの?」と思ってしまいます。 ログの閲覧や解析に時間が掛かるのは、結構つらいのです。 以前はSPARCstation5の互換機(!OEM)をWebサーバとして使っていたのですが、 MicroSPARC II, 110MHz には少し不満があったので、先日 S-4/20L に交替させました。 (噂の) Sun Blade 100 が出るまで (入手できるまで) は、 S-4/20L に頑張ってもらうつもりです。

計算機が少し速くなったのは良いのですが、 周囲の計算機はほとんど100BASE-TXだし、日常的に Ethernet 経由で データをやりとりしているせいで、10BASE-T に不満が出てきました。 探していた Sun Swift SBus Adapter (X1018A) がやっと手頃な価格で入手できたので、 早速 S-4/20L に取り付けることにします。

標準装備の le を使うのをやめて、X1018A の hme で置き替えます。

  1. /etc/hostname.le0 を /etc/hostname.hme0 に mv する。
  2. init 5 で shutdown する (電源まで落ちる)。
  3. アダプタをSBusに取り付ける。
  4. 電源を入れ、ブートが始まったら STOP + A でモニタに落ちて、 boot -vr とする。
  5. ifconfig -a でI/Fの状態を見ると、 le0 の代わりに hme0 が使われているはず。

Swift は hme と fas のコンボカードで、これを使うと S-4/20L でも FastEthernet と Fast Wide SCSI が同時に利用できるようになるので 重宝します。


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