Last update: June 27, 2000

S-4/20L の電源について

電源スイッチ

電源スイッチが一見するとメカニカルロック付きに見えますが、 実はロックなしの押しボタンになっています。 ソフトウェア制御対応なので、Solaris なら init 5 で電源まで落とすことができます。 SPARCstation20 と同じで大変嬉しい機能です。

自動立ち上がり

SPARCstation20 で Solaris2.6 以降を使っている場合、 毎日決まった時間帯にシステムをサスペンドし、 決められた時刻にシステムを自動的に立ち上げる (resume) ことができます。 この設定は dtpower でできます。

しかし、S-4/20Lではサスペンドはできるのですが、 自動立ち上がりを有効にできません。 サーバ用途なら24時間運転でしょうし、 端末として使うならユーザが電源キーをちょっと押せば済むことなので、 大した問題ではないかもしれません。でも少し残念です。

電源の自動投入

SPARCstation20 では、本体の電源がOFFの状態でACラインの電源が切れて、 再び電源が通じても、本体の電源は入りません。 もし電源ONの 状態でACラインの電源が切れて、再び電源が通じると、 本体の電源も自動的に入ります。 これは無停電電源装置(UPS)を使って自動的に電源のON/OFFを行うためには必要な機能です。

S-4/20Lの場合は少し動作が異なります。 ACラインの電源の復帰と同時に本体の電源もONにしたい場合は、 背面の「PC」と書かれたコネクタに、6p-8pを短絡したプラグを挿しておく必要があります。 また、このプラグが挿してあると、ACラインの電源が切れる前に本体の電源がON であったかOFFであったかには無関係に、ACラインの電源復旧とともに 本体の電源も入ってしまいます。

SPARCstation20と比べるとちょっと使いにくいですね。 プラグを挿してあると、停電後に必ず電源が入ってしまうから。


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