First written on: June 24, 2000
Last update: Jan. 18, 2001
せっかくなので最新の OS を使おうと思い、 S-4/20Lに Free Solaris8 を導入しようとしたのですが、 インストールの途中のリブートの際に、 デバイスファイルを作成している所で panic を起こして落ちてしまいました(;_;) 調べてみたところ、どうやらオーディオ機能がうまく動かないようです。 S-4/20LではSPARCstation20と同じサウンドチップ(CS4231)が使われているのに、 動かないとは残念です。
インストール中に少し工夫をすると、 オーディオ機能を殺して、Solaris8 をインストールできることがわかりました。 ROM Rev.2.15 D と Rev.2.15 E の機体で試しましたが、 どちらも同じ結果でした。 以下に手順を紹介します。
ok boot cdromとしてブートする。
# formatと入力して、ドライブを選択すると、 disk label を初期化するかどうか聞いてくるので受け入れる。
ok boot cdrom
# fsck /dev/rdsk/c0t3d0s0 (一度でも panic で落してしまった場合のみ必要) # mount /dev/dsk/c0t3d0s0 /a
audiocs SUNW,CS4231という行を削除する。
# cd / # umount /a # halt
ok boot -rを実行する。
Solaris7 のオーディオドライバを強引に Solaris8 に突っ込んでみた (/usr/kernel/drv/audio*) ところ、挙動が変わるものの、 やはり panic で落ちてしまいました。
S-4/20H でもSolaris8がpanicを起こすらしいのですが、 原因は同じかもしれません。 S-4/20H をお持ちの方、上記のインストール方法を 試してみてはいかがでしょうか。
とりあえず Solaris8 はオーディオなしで使うしかないかも。 良い解決方法をご存じの方は、ぜひ教えてください。