First written on: Jan. 3, 2000
Last update: Oct. 15, 2000
「あれ?」と思った人もいることでしょう。 SPARCclassicの公称の 最大メモリ容量は96MBです。 メモリスロットが3組あって、2枚単位 で16MBのSIMMを増設します。
ところが、Slot#1は32MBのSIMMを認識するという話を目にしました。 32MBx2,16MBx4で128MBにできるのではないかと思い、 せっかくなので試してみました。
お約束のように断っておきますが、 真似をして可愛いSPARCclassicを昇天させても知りませんよ。 あくまで自己責任で追試してください。
Slot#1,#2,#3のペアのうち、#1にFast-page,72pin,32MB,Parity付きの SIMMを挿します。#2,#3には16MBのSIMMを挿します。 アクセスタイムが 70nSのSIMMを使用してみました。 おそるおそる電源を入れると…。
以下、dmesgの表示です。
Jan 3 20:32 SunOS Release 5.6 Version Generic_105181-03 [UNIX(R) System V Release 4.0] Copyright (c) 1983-1997, Sun Microsystems, Inc. pac: enabled cpu0: TI,TMS390S10 (mid 0 impl 0x4 ver 0x1 clock 50 MHz) mem = 131072K (0x8000000) avail mem = 127180800 Ethernet address = X:X:XX:XX:XX:XX root nexus = SUNW,SPARCclassic iommu0 at root: obio 0x10000000 sbus0 at iommu0: obio 0x10001000 espdma0 at sbus0: SBus slot 4 0x8400000 esp0: esp-options=0x46 esp0 at espdma0: SBus slot 4 0x8800000 sparc ipl 4 sd3 at esp0: target 3 lun 0 sd3 is /iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/espdma@4,8400000/esp@4,8800000/sd@3,0root on /iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/espdma@4,8400000/esp@4,8800000/sd@3,0:a fstype ufs obio0 at root zs0 at obio0: obio 0x100000 sparc ipl 12 zs0 is /obio/zs@0,100000 zs1 at obio0: obio 0x0 sparc ipl 12 zs1 is /obio/zs@0,0 cgthree0 at sbus0: SBus slot 3 0x0 SBus level 5 sparc ipl 9 cgthree0 is /iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/cgthree@3,0 cgthree0: resolution 1152 x 900 cpu 0 initialization complete - online ***** Not in MP mode ledma0 at sbus0: SBus slot 4 0x8400010 le0 at ledma0: SBus slot 4 0x8c00000 sparc ipl 6 le0 is /iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/ledma@4,8400010/le@4,8c00000 dump on /dev/dsk/c0t3d0s1 size 131332K
しっかり131072K(=128M)と認識できました(^_^)
しばらくCDEでばしばし使って、swapが起こるまで使ってみたのですが、
特にコケることもありませんでした。
続いて、#1と#3のSIMMを入れ換えてみると…。
こちらはダメです(^_^;) 最初に画面が出て来ません。長く電源を入れて
おくのが恐くて、さっさと切ってしまいました。 手元の32MBのSIMMは
1ペアだけなので、160MBや192MBができるかどうかは試せません
でした。 もっとも、microSPARC/50MHzにそんなにメモリを積んでも、
もったいないだけです。 メールやWebのサーバならば64MBでも十分のはず。