Opteron WSのある暮らし (利用メモ) :   2004年Q1
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2004.3.27(sat)
「速いビデオカードを使いたいけど騒音が…」という人にはMSI の「寂、」シリーズがよいかもしれません。nVIDIA FX5600搭載のくせにファンレスです。 ちょうど地元の店で安売りされていたので FX5600-VTD128 OC-J を買ってきました。
SK8Nに付けてみたら、CPUクーラーに当たってしまい、かなり窮屈です。
 
CPUの排熱がヒートシンクを直撃するし、熱気がCPUファンを循環する経路ができてしまって、 具合がよくありません。CPUファンの回転が上がってしまって、 かえってうるさくなりそうです。吸気と排気の流れをうまく作ってあげないといけません。 うちのケースは電源の位置も問題です。
というわけなので、別のマシンで使おうと思います。
上のビデオカードですが、nVIDIAから拾ってきたLinuxドライバできちんと動きました。 もちろんSuSE Linux 9.0 (AMD64)での話です。
拾ってきたドライバをインストールする。
# sh NVIDIA-Linux-x86_64-1.0-5332-pkg0.run
SaX2を使ってカードとディスプレイの設定をする。 nvドライバが使われてしまうので、テストはスキップする。
nvidiaドライバを使うように設定変更する。
# switch2nvidia
Xサーバを起動しなおす (ログアウトするか、CTRL+ALT+BS)。
FX5200とは比較にならないほど速いです :)   xengineは15,650rpmから26,800rpmになりました。
RIOWORKS HDAMCにMatrox Millennium G450EXを載せているのですが、なぜか猛烈に遅くて困っています。 なにしろ24b/pでxengineが530rpmにしかならないのです。 そこで、試しに ELSA GLADIAC FX 534 LP 128MB (nVIDIA FX5200)を挿してみました。
使用可能メモリが3,520MB(POST表示)に減ってしまうのは残念です。 SuSE Linux に付属のnvドライバでは、やはり猛烈に遅い(535rpm)という結果になりました。 nvidiaドライバを入れたところ、きちんと速度が出るようになりました。 それでもSK8Nより数%遅いようです。
ついでのついでに、「寂、」をHDAMCに挿してみました。こちらもnvidiaドライバで正常に動くようです。 AGPバスがまん中にあるので、合計3スロット(上2/下1)が使えなくなってしまいますが…。
2004.3.22(mon)
Opteron 146を買ってきました。148も考えたのですが、妙に高い気がするのと、 数か月で150が出そうな気配なので、C/Pの良い146で妥協しました。34,800円(税別)なり。
さて、これで何個目のHammerを買ったことになるのでしょうか?
(答→
5個目
)
2004.3.20(sat)
IBMからOpteronを搭載したワークステーション、 IntelliStation A Pro が出ました。 今まで一流メーカーのデスクトップ機がなくて、仕事場に導入しにくかったので、 これはかなり嬉しいです。ただしかなりお高いので、 シングル専用の廉価モデルが出るのを期待します。
IBMさん、ThinkCentreにもAMD64モデルを出してください。 出たらすぐに買い替えますから。
2004.3.15(mon)
ずいぶん前に仕事場に届いていたDUAL Opteronのマシンを、 やっと本格的にいじれるようになりました。Opteron 248 x2にメモリが4GBという、 なかなか強力なマシンです。
RIOWORKSのHDAMA/HDAMBの実績を買って マザーボードをHDAMCにしてみたのですが、これが噂以上にじゃじゃ馬で困っています(後悔)。 メーカーから取り寄せた最新BIOS(Ver. 08.00.10, Build Date 02/16/04) で少しは「まし」になった感じですが、まだ所々変な感じです。 とりあえず使えるようにはなったので、以下にインストールのTIPSです。
SuSE Linux Professional 9.0 for AMD64 (製品版):
BIOSの設定はデフォルトに戻しておいた方が苦労しません。 BIOS設定でUSB Legacy SupportをDisableにしておかないと、 ブート途中に刺さります。 ACPIを無効にしないとカーネルが死ぬので、 ブート時に apm=off acpi=off をパラメータとして渡します。 アップデートしたカーネルと新しいBIOSでは、ACPIが有効でも落ちないようです (どちらが効いているか不明)。
turbolinux 8 for AMD64 :
BIOSの設定はデフォルトに戻しておいた方が苦労しません。 オンボードのIEEE1394コントローラが有効だとpanicで落ちるようです。 BIOS設定で Onboard 1394 Controller を Disabled にしておきます。
共通事項 :
Opteronの仕様とかで、使用するビデオカードによって利用可能な主記憶容量が搭載容量から 数100MBや1GBも減ることがあります。カード選びには苦労します。
2004.3.5(fri)
Memtest86 3.1
が出ています。
Opteronマシンを組んだら、メモリの動作をきちんと確認しましょう。
Memtest86 / Memtest86+を走らせてみる。
注 : これでエラーにならないからといって、安心はできない。
BIOSでECCを切れるマザーボードならば、ECCを切ってみる。 これでメモリのエラーが出るようならば、そのメモリモジュールは危ない。 頻発するメモリエラーをECCが隠蔽している非常に不安定な状態で、 これはECCの本来の使い方ではないし、 高負荷時にシステムが落ちる原因になる。
負荷をかけるとたまにシステムが落ちるとか、メモリ周りでエラーが出る場合は、 メモリの速度が(ぎりぎり)ついてきていない可能性が高いです。 BIOSで設定できるなら、メモリクロックを下げてみましょう。
秋葉原で昨年末頃(今も?)に出回っていたInfineonチップのDDR400 ECC Registered バルクメモリは、SK8Nでは本当に微妙なところでスピードが追い付いていないようでした。 DDR400に非対応の Opteron 140 を使っていたので、そのせいかと思っていたのですが、 後日 Athlon 64 FX51 でも定格で不安定なことが判明しました。 ECCを切ったらエラー多発で落ちまくりました。 結局DDR333(166MHz)に落として使用中です。
ATP3200-512ER-L (高かった)はSK8Nで定格動作OKです。ECCを切っても大丈夫です。 でもCL3(定格)からCL2.5に詰めるとエラーが出るようです。
2004.2.22(sun)
先日秋葉原でATI RADEON 9000PRO (ATI純正BOX)が見つかったので捕獲してきました。 GAのスピードはあまり気にしない三号機(MK89-L)で使うことにします。 SuSE Linux 9.0のXFree86で正常動作します。RADEON 7500と違って GLのアクセラレーションも有効になるのですが、なぜか画像がちらついてしまいます。 Double bufferingが有効になっていないようなので、この点は要調査です。 RADEON 9000だとSolaris 9 + XFree86 でも使えるというのが嬉しいです。
2004.2.17(tue)
Sun Fire V20zに開発環境をバンドルして年間16.8万円から
だそうです。 このプレスリリースをよく読むと「64ビット対応の...」という嬉しい説明があります。 やはり本気でAMD64対応するようですね。
2004.2.15(sun)
ATI RADEON 9600SE搭載のビデオカードを買ってきたのですが、 やはりSuSEでもSolaris 9 + XFree86でも使えませんでした。 SuSEではATIから拾ってきたドライバも試してみたのですが、 どうやら64bitに非対応らしく、盛大にエラーが出る上、動きません。
2004.2.7(sat)
先月までCPUの入れ替えやマザーボードの交換、パーツのドミノ移植など、 システム構成が頻繁に変わっていました。やっと落ち着いてきたので、 構成をまとめてみます。
一号機 : Athlon 64 FX51 + ASUS SK8N + Mem:2GB + nVIDIA GeForce FX5200 (AGP, 128MB)
二号機 : Opteron 140 + ASUS SK8V + Mem:1GB
三号機 : Athlon 64 3400+ + AOpen MK89-L + Mem:1GB
二号機と三号機のビデオカードはまだ流動的です。一号機も変更になるかもしれません。 XFree86で3Dを使うとなると、まだnVIDIAしか選択肢がないようなところが辛いです。
2004.2.4(wed)
AOpen MK89-LにSuSE Linux Professional 9 for AMD64 (製品版) を入れる際のTIPSです。 現在のBIOSはR1.05です。
DVD-ROMからブートして「Starting hardware detection...」の所でハングアップする場合は、 BIOSのIntegrated PeripheralsでUSB Keyboard SupportをDisableにすれば良いようです。
オンボードGbE(Realtek RTL8110S-32)を設定したとたんにハングアップする確率が高いので、インストール時には設定しない方が良いです。 eth0の設定は、insmod r8169としても死なない条件を見つけてからにします。 うっかり設定してしまった場合は、シングルユーザモードで起動(-sオプション)して、 /etc/modules.confの中のeth0をOffにしてやり直しです。
下記の現象が見られる場合は、BIOS設定でIRQの割り当てをManualにして、 一つか二つのIRQをReservedにすれば良いようです (例えばIRQ-10,IRQ-11をReservedにする)。
※ このMBはLinuxだとリソースがぶつかりやすいのかもしれません。
GbEのモジュール r8169 をロードするとハングアップする、
ハングアップしやすい。
一見動いているようだが、キャッシュをOffにした時のように猛烈に処理速度が落ちる。
一旦正常に動き始めれば、後は安定しています。
2004.1.27(tue)
Micro ATXのマシンを組もうとすると、マザーボードはMK89-LかGA-K8VT800Mしか選択肢がないのですが、 色々と使ってみたところ、2枚とも結構癖があって使い難いようです (Windowsについては知らない)。 一方で、K8V Deluxeは変な挙動がなく、動作が安定していて、安心して使えました。 Micro ATXにこだわらないのならば、K8V Deluxe の方が断然お奨めです。
以下、Micro ATXマザーボードのまとめです。
GIGABYTE GA-K8VT800M :
気軽にSATAが使いたい人向け。オンボードのネットワークが今時FastEthernetなのはいただけませんが、 Realtekあたりの廉価なGbEなら要らないと割り切ってしまって、 3ComやIntelのまともなGbE NICを挿すのが良いでしょう。 IDEがMK89-Lよりちょっと遅い感じ(Linux)。 Solaris 9 x86が使えないのが難点。
AOpen MK89-L :
遅くてもいいからオンボードのGbEが欲しい、でもSATAは要らない、という人向け。 GA-K8VT800Mと比べてIDEが少々速い(Linux)。 I/Oデバイスのリソースが衝突しやすいのか、 Linuxではしばしば変な挙動が見られる。しかし、一旦正常に動く組合せが得られれば、 後は安定して動くようになる。 Solaris 9 x86も使えるが、HWリリースによっては正常にインストールできないことがある。
2004.1.26(mon)
AOpen MK89-L で Solaris 9 (x86) 12/03 を試してみたところ、うまく入らないようです。 1枚目のCDROMで、400MBほどインストールが進んだところで、急にインストーラが終了してしまいます。 2枚目とLanguagesのインストールまで終わった状態で、 Entire Distributionなら1.4GB程度のディスク使用量になるはずですが、ずっと小さい値になります。 一部のパッケージのインストールに失敗しているようです。 既報のように12/02では問題ありません。また、K8V Deluxe では正常にインストールできているので、 CD-Rの焼きが悪いわけでもないようです。
Athlon 64 3200+ と ASUS K8V Deluxe、ヒートシンクの3点セットを売却しました。 Athlon 64 のマシンは2台も使わないので。
2004.1.23(fri)
Memtest86+
AMD64およびそのチップセットに対応しているそうです。
2004.1.17(sat)
GA-K8VT800M + SuSE Linux 9.0 :
GIGABYTE GA-K8VT800Mを使う機会があったので、試しに SuSE Linux Professional 9.0 for AMD64 を入れてみました。 DVD-ROMからブートして、特に問題なく入ります。 オンボードのFastEthernetやサウンドも動いているようです。
ちなみに、CPUはAthlon 64 3400+、ビデオが Millennium G550 (AGP)、HDDはSeagate ST380011A という構成です。(本当はGeforce FXぐらい挿したかったのですが…。)
当初はメモリの相性が悪かったのに気付かず、難解な現象に苦しみました。 ACPIを有効にしてDVD-ROMからブートすると kernel panic を起こしたり、 acpi=offにしてなんとかインストーラが立ち上がっても、 インストール中に時折パッケージの展開に失敗する(書き込みエラー)という状況でした。 手元にはPC3200のDIMMが一種類しかないので、応急処置としてその辺に転がっていたPC2100のDIMMを挿してあります。 BIOSでメモリタイミングの設定ができないのが辛いところです。
USBメモリスティックしか試していませんが、オンボードのUSBも使えるようです。
ちなみに、メモリスティックを挿すと自動的に /dev/sda1 のようなデバイスとして認識されるので、 SCSIデバイスと同様にマウントできます。引き抜く前には eject sda1 とします。
GA-K8VT800M + Solaris 9 x86 :
GIGABYTE GA-K8VT800Mを使う機会があったので、試しに Solaris 9 (x86) 12/02 を入れてみました。 CDROM(1 of 2)から起動してDevice Configuration Assistantの設定を終えて、 ブート元をCDに設定して先に進もうとするとハングアップします。 CDROMを読みに行く気配もありません。 BIOS設定でSATAやLAN、サウンドなどをOFFにしてみたり、IRQも少しいじってみたのですが、 まったくブートする気配がありません。 IDEのドライバあたりに問題でもあるのでしょうか。
Solaris 9 (x86) 12/03 でも上と同様にハングアップします。 Solaris 8 1/01 を試したらブートはできるようですが、インストールする所までは試していません。 これを使う気は無いので。
2004.1.16(fri)
Opteron 148の見積りを取ってみたら、思ったより高くてげんなりしました。 248の値段と比べて、シングルのお買い得感がほとんどありません。
2004.1.13(tue)
AOpen MK89-L を使う機会があったので、試しに SuSE Linux Professional 9.0 for AMD64 を入れてみました。 少々癖があるようで、インストールで所々はまります。 最終的にはちゃんと動きます。 オンボードのGbEやサウンドも動いているようです。
(詳細は
後日
)
2004.1.11(sun)
AOpen MK89-L を使う機会があったので、試しに Solaris 9 (x86) 12/02 を入れてみました。 特に問題なくインストールできるようです。 オンボードのGbE(Realtek RTL-8110S-32)とサウンドはもちろん使えないのですが…。
時間がなかったので、ビデオカードついては詳しく調べていません。 VGAモードでインストールしただけです。
2004.1.9(fri)
Athlon 64 3400+ (BOX)到着。3200+から乗り換えの予定です。
# これで4個目のHammer購入という。
2004.1.8(thu)
計算が一段落したので、2号機(Athlon 64 3200+, K8V Deluxe) のOSをSuSE Linux 8.2から9.0に変更しました。 どうせ古いのは消すので、この機会に「アップグレード」を試してみました。 インストーラの出来がすごく良いSuSEのことなので期待していたのですが、 うまくいかないようです。デバイスの認識に失敗したり、ファイルが足りなかったり、 CDROMがマウントできなくなったり、という現象が見られました。
クリーンインストールすれば、特に問題なくあっさり作業完了です。
K8V Deluxe のオンボードのオーディオ機能(ADI AD1980)は、SuSE Linux 9.0 にドライバが入っていないようです。VIA VT8233/A/8253 AC97と誤認しますが、 これでは音が出ません。
オンボードのGbE 3Com 3C940はsk98linドライバで使えるようです。 でも、Intel PRO/1000 MTよりちょっと遅いみたいです。
2004.1.7(wed)
思う所あってMicro-ATX用のケースを探しにいったのですが、 Micro-ATXでも結構大きく感じます。日頃IBM NetVista Slimなんて見なれているからでしょうか。 ちょっと薄くなると拡張スロットがLow Profileになってしまうし、 本当に小柄でデザインも我慢できそうなものとなると、意外にないものです。
趣味悪いサイトなのであえてリンクは張りませんが、 3400+は、メモリ帯域に特化したベンチマーク以外は、FX51とほとんど同じ成績のようです。 現実的なところでは、メモリ2GB以上積みたい人はFX51へ、といったところでしょうか。
2004.1.6(tue)
Athlon 64 3400+ が発売になったようです。動作クロックは2.2GHzでAthlon 64 FX51と同じ、 L2キャッシュも1MBで同じというわけで、FX51を脅かすことになるのかどうか興味深いところです。
他のマシンで使うのに IO DATA 1394US2G-PCI (USB2.0, IEEE1394, GbEコンボカード) を買いました。 せっかくなので試しにSK8Nに挿してみたところ、SuSE Linux 9.0 で正常に認識しているみたいです。 とりあえずUSB2.0とGbEは簡単な動作確認をしましたが、IEEE1394は接続する機器がないので未確認です。 GbEは Realtek RTL8169S-32 なので萎えます。 実際、Intel PRO/1000MT よりもずっと遅いです。
2004.1.5(mon)
ASUS SK8Vのレビューです。
HotHardware.Com - ASUS SK8V K8T800 Motherboard Review
SK8VとSK8Nの比較や、Athlon 64 FX51とAthlon 64 3200+の比較があります。 Opteronが気になるAthlon 64ユーザ、あるいはその逆にも、興味深い内容でしょう。
2004.1.4(sun)
結局、休暇中は何もできませんでした。
もうすぐ仕事場に来る予定の DUAL Opteron 248 マシンが待ち遠しいです。
ATXフォームファクタのマザーボードを探していたところ、 Tyan Tiger K8W が気になり始めました。 ところが、マニュアルを見たら、メモリの動作タイミングをBIOSで変更できないことが判明しました。 SPDの通りにしか動かせないということです。 廉価なメモリを無理矢理使うというケチくさい話は別にして、 ただでさえ高価な ECC Registered のDIMMを購入して運悪く調子が悪かったとしても、 デチューンして使うことができません。 メモリの相性に保険がないというのは、個人ユーザにとってはかなり厳しい気がします。
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