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Last update: Sep 27, 2006

Opteron Workstations

そこそこ速いワークステーションが欲しかったのですが、 一流メーカー品は高価で手が出ません。 3年以上* も64bitマシンを使ってきたので、いまさら32bitに後退するのは気が引けます。 というわけで、2003年9月9日、思い切って Opteron マシンを組み立ててみました。

(  * メインマシンについての経歴。サブマシンとしては7年以上使っている。)

当時はまだAthlon64がなかったので、タイトルにはOpteronしか入っていません。 現在はAthlon64も扱っていますが、基本はOpteronということで、 このままにしておきます。

サイト開設当時の内容はこちら


マシンの紹介

手元のマシンの構成は以下のとおりです。 あれこれ遊んでいたら、いつの間にやら台数が増えていました。 (シングルCPU機ばかりなのは経済的理由によります。)

ここに挙げた他、仕事場にも結構な数のOpteron/Athlon64機があります。

一号機 (sakura)
導入時期2003年9月
プロセッサAMD Opteron 146
マザーボードAsus SK8N
メモリPC3200 DDR CL3 512MB ECC Registered (Infineon) x4
ケース&電源SKY Mini (AD MAIN)
VideoELSA GLADIAC FX 534LP 128MB
(nVIDIA GeForce FX5200)
HDDSeagate ST380011A (Barracuda 7200.7 80GB)
光学ドライブTEAC DW-548D
GbEIntel PRO/1000 MT
OSSuSE Linux 9.0 for AMD64 (24H運転中)
ポイント!
  • ミニタワーは大嫌い(コンパクトな筐体が好き)なのですが、 マザーボードがATX仕様なので仕方ありません。 ATX仕様でも背が低い(H:355mm)、小柄なケースを選んでみました。
  • 64bit Linux での使用を前提にしています。 某 Windows のことは一切考えていません。
二号機 (tomoyo)
導入時期2003年12月
プロセッサAMD Opteron 150 (Rev.CG)
マザーボードAsus SK8V (BIOS 1003.007)
(当初はAthlon64 3200+ とK8V Deluxeの構成だったものを、 Opteronマシンに組み直した。)
メモリPC3200 DDR CL3 512MB ECC Registered (ATP) x2
ケースSKY Mini (AD MAIN)
電源EVER GREEN SILENT KING-3 (400W)
VideoELSA GLADIAC 544 AGP 128MB
(nVIDIA GeFORCE 6200)
HDDSeagate ST380011A (Barracuda 7200.7 80GB)
Seagate ST3400832AS (Barracuda 7200.8 SATA 400GB)
光学ドライブTEAC DW-548D
GbEIntel PRO/1000 MT
OSSuSE Linux 9.2 (64bit版)
ポイント!
  • 一号機と同じ小柄なケース。(ただし放熱には苦労します。)
  • バックアップ用ファイルサーバとしても使うので、 SK8VオンボードのGbEではなく、 速度が出るGbE NICを使っています。
  • 64bit Linux での使用を前提にしています。
三号機
導入時期2004年1月
プロセッサAMD Athlon64 3400+ (Socket 754)
マザーボードAOpen MK89-L
メモリPC3200 DDR CL3 512MB unbuffered (バルク, SAMSUNGチップ) x2
ケース&電源34(H)x14.5(W)x37(D)cm (詳細不明)
VideoATI RADEON 9000PRO 128MB (ATI純正リテール品)
HDDSeagate ST380011A (Barracuda 7200.7 80GB)
光学ドライブTEAC DV-516E
増設NICGREEN HOUSE GH-ELG32B (Broadcom BCM5705)
? DEC 21140
OSSuSE Linux 9.0 for AMD64
ポイント!
  • 小粒でもピリリと辛いマシン(のつもり、でした)。 希少なGbE搭載のMicroATXマザーボードを使用。
  • MicroATX用ケースの中でも特に小柄なケース。 しかもPCIスロットは普通サイズ(LPではない)。
  • あえてIntelを避けてBroadcomのGbEにしてみた。結構優秀。
  • 64bit Linux および Solaris x86 での利用が前提。
四号機
導入時期2005年5月
プロセッサAMD Opteron 150(交換)
AMD Opteron 140
マザーボードAsus SK8V (BIOS 1003)
メモリPC3200 DDR CL3 512MB ECC Registered (バルク, SAMSUNGチップ) x2
(ただしクロックを落としてDDR333として使用。)
ケースHPC-Alpha164Lから流用
電源350W (二号機からのお下がり)
VideonVIDIA Quadro NVS280 AGP 64MB (バルク)
HDDSeagate ST340014A (40GB)
OSSuSE Linux 9.2 (64bit版)
ポイント!
  • 某社のAlpha機のケースに入れてみた。 奥行きが約44cmしかなく、小柄な感じがよい。
  • Sun Java Workstation W1100z/2100zを意識して(?)、 Quadro NVS280 を入れてみた。
五号機
導入時期2005年7月
プロセッサAMD Athlon64 3200+
(Socket 939, 90nm, Rev.E3)
マザーボードGIGABYTE GA-K8NMF-9 (BIOS F5)
VideoELSA GLADIAC FX 534LP PCI 128MB
(nVIDIA GeForce FX5200)
HDDSeagate ST3120827AS (Barracuda 7200.7 SATA 120GB)
OSSolaris10 x64
ポイント!
  • Sun microsystemsの名器 SPARCstation20 の pizza box に詰め込んでみました。 自信作です !!


Solaris x86/x64 on Opteron

待望の64bit版OS、Solaris10 x86/x64が2004年にリリース されました。パッケージとしてはx86とx64の区別がなく、 AMD64機にインストールすれば自動的に64bit対応になります。 64bit対応のGCCも付いてくるので、64bitプログラミング環境が簡単に手に入ります。

XサーバにはXorgを採用し、デスクトップ環境はGNOMEライクな Java Desktop System、しかも、 ビデオやディスクコントローラなどのデバイスのサポートも Solaris9から桁違いに良くなっています。 ハードウェアをあまり選ばなくなったので、大変導入しやすくなりました。

Solaris10 x86/x64でnVIDIAのビデオカードを使う場合は、 標準のnvドライバでは猛烈に遅いので、nvidiaドライバを導入しましょう。 Linuxと同等(かそれ以上)の速度が得られます。 nvidiaドライバはnVIDIAのウェブサイトからダウンロードできます。

Solaris9 x86のインストールについては、古いページ を参照してください。


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